蓬莱山蒔絵太鼓樽

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[直径191mm 奥行82mm 高さ280mm]

中世には、祭りや花見といったハレの酒宴の場を華やかに彩り、祝祭性を高める器として根来の酒器が広く用いられました。元々の太鼓樽は直径70cm以上、酒が10斗以上も入る大型のもので、それを宴席の場に据えて台の上で回転させ、酒を銚子などに注いで使っていたようです。後世には小型化され、祝儀の席や物見遊山などで用いられました。
この太鼓樽は黒塗で仕上げ、法隆寺献納宝物のひとつ「蓬莱山蒔絵袈裟箱」(平安時代)から引用した蓬莱山と松喰鶴を、樽の両面に蒔絵で描いています。

(左)根来の太鼓樽 「朱漆『根来』中世に咲いた華」目の眼より
(右)「十界図屏風」(當麻寺)

蓬莱山蒔絵袈裟箱 重文 12世紀 (東京国立博物館)