根来薬壺のご紹介
私たちは「優品に学ぶ」というテーマで、過去の漆芸の名品の製作に継続的に取り組んできました。
今回挑んだのは根来薬壺。薬壺(やっこ)とは、元は文字通り薬を入れていた蓋付きの焼きものです。薬師如来が唯一の持ち物として左手に載せているものも薬壺で、疫病を治して寿命を延ばし、災いを消す御守りともされています。
根来の歴史の中では、茶入れとしてこの薬壺の形を取り入れたものが作られ、様々なかたちの茶器が盛んに用いられてきました。(下の写真は、「根来」河田貞著 紫紅社刊より)
この根来薬壺は過去の名品をお手本としながら、力強くかつ柔らかな肩の張りの曲線、品のある宝珠型のつまみと落ち着いた蓋のフォルムなどに留意し、新たに形を起こして製作しました。
奇しくも今、コロナウィルスが世界中を覆っている中で完成したこの薬壺が、疫病退散の霊力でも持っていればいいなあ…などと空想しています笑。
形状も塗りの奥行き感もいいですね
昨年 親戚の叔母より 輪島屋善仁さんの 根来風の朱塗りの蒔絵入りのトレーを
いただき コロナでの自宅飲みの際に重宝してます。
トレーの裏を見るとJMGもしくなTMGとサインがありました。
塗りの素晴らしさやトレーの厚みや肌さわりも含めて 御社のものと
確信していましたが もしかして箱と中身が違うのかなと
危惧して聞いてみたいと思いました。
どちらにしてもいいのもには違いないのですが。
もし差し障りなければ教えていただけますでしょうか
スズキ様、コメント頂きありがとうございます。
はい、確かに数年前に、弊社でそのようなトレーを製作してお納めさせていただいたことがございます。ご愛用いただいているとのこと、大変嬉しく思います。また、根来薬壺にもお褒めの言葉を頂戴してありがとうございます。
お客様からのこのようなお言葉は、私たちにとって何よりの励みとなります。コロナ騒ぎで未だ先の見えない状況が続いておりますが、スズキ様もどうかくれぐれもご自愛くださいますよう、また今後とも末永くご愛顧賜りますようお願い申し上げます。
こちらのお品は商品でしょうか、
そうだとしたらまだ取り扱いはこざいますでしょうか?
長谷川様、お問い合わせいただきありがとうございます。
はい、こちらの品は商品として取り扱っておりまして、現在在庫もございます。
大きさは直径85mm・高さ80mm、定価は1個75,900円(税込)となっております。
ご検討のほどよろしくお願い申し上げます。