能登半島地震から3ヶ月

今日で地震から3ヶ月。改めて、亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。

市内では少しずつ倒壊した家屋の撤去も始まっていますが、街中の風景は元日とあまり変わりません。
工房ではようやく製作を一部再開したものの、社員の半分近くはまだ輪島に戻ることができず、本格的な業務の再開まではまだ当分時間がかかりそうです。

また、本来なら今日新たに工房へ仲間入りするはずだった2名の新卒者も、迎え入れることができなくなりました。本当に残念で、2人にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。


(こちらは塗師の家の跡地に焼け残っていた拭漆の柱です)

しかし今回の災害で多くの皆様からの暖かいご支援、優しいお気持ちに接して、私たちが何よりも大切にしてきた「お客様へのご報恩」の念は、より一層深まったように思います。
季節も巡り、美しい花の季節ともなりました。いただいたご恩をお返しできるよう、今後も一歩一歩復興に向けて進んでいきたいと思います。


袖ヶ浜にて

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